香りの働き方③
アロマテラピーに欠かせないのが「精油」と呼ばれる植物から抽出した香りのエッセンスです。
ひとつの精油には数十から数百種類もの香りの成分が含まれています。
これが私たちの身体や心に働きかけ、気分をリラックスさせたり体をより良い状態に導いてくれます^^
精油の香りが伝わるルートは以下の3つがあります。
①鼻からのルート
②呼吸器からのルート
③皮膚からのルート
今回は3つ目の「皮膚から全身へ」と伝わるルートについてお話したいと思います♪
精油はアロママッサージなどによって皮膚から吸収され、身体に働きかけることがわかっています( ´꒳` )
本来私たちの肌にはバリア機能が備わっている為、外からの物質が簡単に入らないようになっています。
ところが精油成分は分子量が小さく、油に溶けやすいという性質を持っているため、皮膚を通り抜けることが出来ます。
皮膚に浸透した精油成分はそこから毛細血管やリンパ管に入り込み、血液やリンパ液の流れに乗って全身を駆け巡ってさまざまな組織に働きかけます。
そして、体内に入った精油成分は最終的には肝臓で代謝され、腎臓を経由して体外へ排出されます。
また、精油成分は皮膚そのものにも直接働きかけ、ニキビを改善したり、コラーゲンの産生を促すといった効果が確認されているものもあり、美容面でも力を発揮してくれます。
精油(エッセンシャルオイル)は植物の香り成分が高濃度に濃縮されたものなので、原液のままでは刺激が強すぎる為、精油を肌に使用する場合には、植物油などで薄めて、良質な精油を使用して行ってくださいね☆(100均等で売っているアロマオイルは合成香料の為、お肌に直接使用することはできません。)
また、猫ちゃんは精油成分を分解する酵素を持っていないので、猫ちゃんのいる家庭ではアロマテラピーを行う際猫ちゃんの様子に注意して行うか、または思いきって行わないほうが良いということです。
精油が私たちの身体や心に働きかける仕組みを理解して、アロマテラピーをより安全、効果的に楽しんでいきましょう♪